創価学会員として生きていく

波田地克利や金原明彦を中心とするグループ、創価学会元職員3名ら福岡大祐のグループ、宮川日護(雄法)らの本性をあぶり出し、反面教師としながら、創価学会員として生きていくべき道を追求します。

宮川雄法が「保田妙本寺の能化・宮川日護」に

創価学会日蓮正宗と袂を分かつ際、学会に同調して日蓮正宗から離脱した僧侶が複数いました。その第1弾、7人のうちの一人が宮川雄法氏です。

日蓮正宗改革同盟」の一員となった宮川氏は、ほどなくして一躍、名を馳せました。正宗側僧侶との論戦や法華講員を救済する脱講活動などでの奮闘ぶりが、内外で広く語られたためでした。今となっては、それらの武勇伝すら眉唾物ですが、ともあれ宮川氏に関する認識は、私の中では完全に時が止まったままでした。

しかし、やがて宮川氏は、供養の私物化など複数の金銭問題によって創価学会から“追放”されます。改めて、その後の彼が歩んだ軌跡をたどると、それは「変節」と表す以外ない足取りでした。

保田妙本寺の本尊を授与

現在、宮川氏は「能化」を名乗り、保田妙本寺の本尊を授与しているそうです。

妙本寺は千葉県鋸南町の保田にある寺院です。日興門流で本山格の寺でしたが、明治時代から戦中にかけて身延などと合同して宗派を結成していました。それが1957年に日蓮正宗へ帰一、ところが、1995年に同寺は再び正宗から離脱しました。

そして「能化」は、「一宗派の長老または学頭」(広辞苑)といった地位にある高僧に冠せられる尊称です。

これについて宮川氏はFacebook上で「大本山妙本寺貫頭.鎌倉日誠能化上人より.勿体なくも能化承認を頂いた」と記しています。

さらに「能化就任を祝して、本山より新調の袈裟・衣.及び指貫が、届く。正絹製、手縫いで、ウン十万の御品。真心が嬉しい」とも。

この記述からするに宮川氏は「妙本寺の能化」に成り果てているわけです(上記の記述は、なぜか後に削除ないし非公開にされています)。

「日護」を名乗る

そして宮川氏は今、「宮川雄法(みやかわ・ゆうほう)」ではなく「宮川日護(にちご)」と名乗っているそうです。

日蓮正宗では能化になって初めて「日号」を名乗ることができますので、前述の「能化」を自称していることも関係しているのでしょうか。

しかしながら、現在の帰属はともかく、日蓮正宗において「日号」は袈裟衣を授与される際に師僧から与えられるものです。宮川氏の師僧は、誰あろう日顕です。

つまり「日護」なる日号は、日顕から授かったものと見るのが自然でしょう。それを現在、宮川氏はどや顔で名乗り、戸籍上も「雄法」から「日護」に改名までしたことをFacebook上で報告していました。

皮肉なもので、「つまらぬ者が自慢顔に奔走する」ことを「能化付く」(広辞苑)と言うそうです。宮川氏の来し方は、能化付いた人間の滑稽さが端的に表れていると思います。

「優れた御人格の日顕師に詫びたい」

だからでしょうか、Facebook上で宮川氏は、かつては蛇蝎のごとく唾棄していた日顕を、今では「日顕師」と尊称で呼んでいます。

それに伴って、日顕を罵っていた自らの過去を「若気の至り」と自嘲し、さらに「人からの評価や賞賛などを求める余り、日顕師への悪口罵詈など、優れた御人格を傷付けました事は、再び、お会いする機会があれば、心よりお詫びしたいと思っております」と記すに至っては、さすがに開いた口が塞がりません。

また、「私は、現在も、本山のお経本、御観念を使わせて頂いております。特に二座の御観念文の深意は、日顕師より直接伺った事もあり」と、日蓮正宗への郷愁までも漂わせています(何か都合が悪かったのでしょうか、これらの記述も1日もたたぬうちに削除ないし非公開にされています)。

このような人物が現在、日蓮大聖人直系の弟子」「池田先生の一番弟子」と臆面もなく自称し、原田稔会長はじめ学会執行部を口角泡を飛ばして悪口罵詈しているのです。

変節の軌跡

整理してみましょう。

日蓮正宗を離脱し日顕を誹謗】

【金銭問題で学会を追い出される】

日蓮正宗を離脱した妙本寺に出入りする】

【「能化」を自称し、日顕命名と思われる「日護」を名乗る】

【妙本寺の本尊を授与】

日顕を「日顕師」と尊称で呼ぶ】

【過去の日顕誹謗を「若気の至り」と言い訳】

【それでもなお「池田先生の一番弟子」と自慢】

【学会本部を誹謗する】

以上、この胡散臭さたるや、齢65にして晒す「老醜」と見るか、はたまた因果の理法にふるい落とされた「陋醜」と見るか。

「宮川雄法」は、いつから変わってしまったのでしょうか。さまざま取材を重ねて私が知り得た限り、変わったのではなく、もともと変わっていた地金が出た、というのが私の理解です。

日顕を諌暁した、あの日から、ずっと「宮川雄法」は「宮川日護」だったのです。

その素顔を追ってみたいと思います。