日蓮正宗の乗っ取りを目論む波田地克利
ここ数年、日蓮正宗の僧侶間では、さまざまな怪文書が飛び交っているといいます。
功名を立てようにも、その機会すらなく、宗内の各派閥も求心力が低下しているとあっては、生き馬の目を抜き、生き牛の目を抉る以外に、立身出世を遂げる術はありません。
そうでなく手柄を挙げようとすれば、“ウルトラC”をやってのけるしかないのでしょう。
そこに浮上してくる隠し球が、波田地克利と、波田地グループの番頭格・金原(きんばら)明彦です。
「まだ生きているから」
情報によれば、日蓮正宗の僧侶には、学会との関係性について軌道修正すべき、と考えている者も一部にいるようです。
しかし、彼らは嘯いているそうです。
「まだ、日顕が生きているからできない」
それで波田地や金原らを日蓮正宗に取り込み、虎視眈々とXデーを待とう、という腹づもりだというのです。
日蓮正宗から「スカウトされている」
それを裏付けるように、波田地がグループのメンバーに語るには、長倉信祐という僧侶が盛んにアプローチをかけてきており、波田地や金原を「引き抜いて」「手柄を挙げようとしている」ようです。
そう明かす波田地は、「すごいスカウトされている」と有頂天だったといいます。
長倉信祐は財務部長だった長倉日延の息子です。
現在、大石寺塔中・雪山坊の住職をしており、日蓮正宗教学研鑽所の所員でもあります。
金原が「将来の教学部長」と目している人物です。
“日蓮正宗・波田地派”
波田地は日蓮正宗との関係性を、本心では、どのように考えているのでしょうか。
波田地の見立ては、「次の法主になれば、かなり違う」というものです。
そして、10年、20年、30年とたてば、「喧嘩した人たち」は、皆、いなくなる。
そして残るのは、中学生や高校生の所化小僧だった時に、学生だった波田地がアルバイトで家庭教師をした、現在の中堅僧侶たち。
波田地は、「これを乗っ取ることはできる」と豪語します。
いわば“波田地派”の僧侶たちが日蓮正宗の中枢を席巻し、そこに「波田地先生」が裏で君臨するというわけです。
ただチヤホヤされたいだけ
このように波田地を見てくると、日蓮正宗と対峙していた時代も、そして、創価学会執行部に敵対している今も、波田地は一貫して、単に“ゲーム”を楽しんでいるにすぎないのではないか、と思えてなりません。
そのゲームで彼が追求している快楽は、「チヤホヤされたい」という極めて小児的な欲求です。
「理屈と膏薬はどこへでも付く」と言いますが、理屈などは、屁理屈であれ何であれ後付けでどうとでもなります。
自分をチヤホヤしてくれさえすれば、正も邪も、真も偽も、波田地にとっては、どうでもよいのです。