波田地克利と金原明彦が吐く宮川日護(雄法)と片野優への罵詈雑言
セルビアグループをめぐって表面化した内紛の後日談について前稿で触れましたが、波田地克利と波田地グループの番頭格・金原(きんばら)明彦らは、とりわけ騒動の火だねとなった宮川日護とセルビアグループの中心者・片野優(まさる)に狙いを定め、陰で、唾棄するかのごとく罵詈雑言を吐き、騒ぎの責任を押しつけていました。
「宮川はいっちゃってる」
「僕も今回、改めてね、Facebook読み直してみたら、やっぱりもう、いくところまでいっちゃってるんですよ。はっきり言ってね」
「もう、はっきり言って、別の教団の人と思ったほうがいいね」
そう言い切るのは波田地、「いくところまでいっちゃってる別教団の人」とは宮川のことです。
そして波田地は続けます。
「それは、おんなじことがセルビア(グループ)についても言える。セルビアも、はっきり言ってね」
波田地と片野は、片野がセルビアに帰国した後、なんと4時間にわたって電話で話したそうです。
その後、金原に電話をしてきた片野の結論は、「もう、お互い、分かり合えないことが分かった」ということだったといいます。
波田地が断を下します。
「宮川さんも、セルビアも、もう別の教団の人だと思ったほうがいい」
他のメンバーたちも、容赦なく宮川をこき下ろします。
「宮川さんに関しては、僕も、クエスチョンマーク3つほど持ってますけどね」
「僕も、もっといっぱい持ってる」
さらにメンバーが「一凶は宮川」と言えば、すかさず金原が「それは間違いない。一級戦犯」と応じる始末。
金原は、宮川が「宿坊の掲示板」への代理投稿を関係者に依頼していることまで、メンバーに暴露してしまいます。
「片野教なんですよ」
波田地グループの面々による批判は、片野の人間性にまで及びます。
複数回にわたってセルビアを訪れているという波田地グループのメンバーが、片野にまつわるエピソードを紹介しました。
そのメンバーによると、セルビアグループが来日した折、比叡山に連れて行った時のこと。
“これが僧侶の食事です”と日本蕎麦を振る舞ったところ、2人のセルビア人女性が、熱い麺をすすることができず、“食べられない”と訴えたそうです。
すると、なんと片野は、“人の真心が食べられないのか”“何をしに日本に来たんだ”等と、女性たちを「どやし倒した」とのこと。
セルビア人女性は、泣きながら蕎麦を食べたといいます。
話の通りに受け止めれば、モラルハラスメントそのものでしょう。
とはいえ、まことしやかに話してはいるものの、このメンバーも又聞きの又聞きにすぎませんので、実態がどこまで強制的だったのかは定かではありません。
しかし、こうした側聞をもって、このメンバーは片野について、「全体主義になってるなと。こう、(他者の意見を)認めない」と一刀両断します。
さらにメンバーは続けます。
「一番おかしいなと思ったのは、前々から、そう思ったんだけれども、都合のいいことは通訳するんだけども、都合の悪いことは通訳しない」
「『あれっ? 全然違うこと言うとるな』っていうのは多々あったので、『これは無理やわ』って感じがしたんですよ」
こうした話を波田地が引き取ります。
波田地は蕎麦の一件についても、片野に直接、意見したそうです。
すると片野は、“セルビアグループが日本に来るのは、トレーニング、信心の訓練を兼ねてるんです。研修会は、鍛えの場なんです”と応じたといいます。
そして波田地は結論します。
「だから、片野教なんですよ」
「別の教団」と波田地自身が言っている通り、波田地グループも、宮川グループも、片野グループも、まったく創価学会とは無縁の「別教団」なのです。
金原が招いた“出禁”の数々
こうして波田地グループは、あちらこちらのグループとの決別を余儀なくされています。
波田地らは毎年夏に定例の集会を開催していますが、今夏の集会に向けては、すでに複数のグループが“出禁”となっています。
例えば、前稿で触れた渡辺グループ。
波田地「金原さんも、もう今後、富士宮の渡辺さんたちに声をかけることは、もうしないと」
金原「僕からはね」
例えば、鎌田グループ。
金原「鎌田さんも呼ぶつもりはないです。もうエゴが強いんです」
メンバーA「私はありがたいです」
金原「やっぱり、エゴが強い人はね」
メンバーB「“俺が俺が”“私は私は”でしょ」
金原「そうそう。一人でやってくださいと」「僕は許せないですね」
メンバーA「本当にそうです。自分が目立たないと、人を蹴落としてでも、もう、めちゃくちゃにしてもいいぐらいな」
鎌田に関しては、ほかにも、“鎌田さん、絶対だめ”“「鎌田さん、鎌田さん」って言ってくれる人しか受け入れられない性格”“自分が輝きたい人”“普通じゃない”等々、さんざんです。
金原が引っ張ってきた面々が、金原が画策した宮川日護との絡みが原因で、金原が主催した集会で暴発し、その暴発に対して金原は有効な対処を講ぜず、波田地グループと決定的に袂を分かつ確執を招いた。
元はといえば、責任はすべて金原にあります。
金原の憤慨は、ただの逆ギレにすぎません。
試みに「スケープゴート」を広辞苑で調べてみると、「不平や憎悪を他にそらすための身代り」とあります。
時間稼ぎの目くらましが失敗に終わるたび、波田地・金原への不平や憎悪が、ひたひたとグループ内に沈殿していくばかりです。
宮川、片野、渡辺グループ、鎌田グループ等々は、まさに金原が責任を転嫁するための「身代わり」と言ってよいでしょう。
さて、次に罪を背負わされ、追放されるのは、どの山羊でしょうか──。